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キティー・ファーガソン著、加藤賢一・吉本敬子訳「宇宙を測る」講談社、2002年 定価1060円 講談社ブルーバックスシリーズの一冊。「宇宙の果てに挑んだ天才たち」という副題が示すとおり、古代のエラトステネスから現代のホーキングまでの数々の天才たちがどのように天体までの距離を測り、宇宙の果てを見出そうとしたかという歴史物語。 翻訳を担当した本人が言っては手前味噌になるが、「いやー、ホントに面白い」。それに、宇宙距離計測法の勉強になる(もちろんだが)上に、現代の宇宙論の導入としても役立つこと請け合いである。何度も原稿を読んだにもかかわらず飽きずに読めるという不思議な魅力を備えている。ぜひたくさんの方々に読んでいただきたいと思う。 筆者は、吉本敬子さんのご協力を得て訳出を行ったほか、全体調整、キティーとの連絡等を担当した。 |